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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2016-11-29

中原中也 「更くる夜」


中原中也「未刊詩篇」より

2016-11-26

中原中也 - 短歌「秋の野路に」


題詞:中原中也の詠みし数少なき歌より一首

2016-11-24

あはにな降りそ


る雪は あはにな降りそ 吉隠よなばり
猪養ゐかひの岡の 寒からまくに

穂積皇子ほづみのみこ:万葉集


注)あはに = 多く 深く (Ref. 学研全訳古語辞典)
注)な降りそ = 降ってくれるな
注)‥からまくに = ‥いだろうから

2016-11-21

秩父 SLと武甲山


晩秋、紅葉真っ盛りの秩父の山を所用があって訪れました。
そこで、千載一遇の機会に遭遇!

2016-11-20

2016-11-17

忘らえぬかも


人はよし 思ひむとも 玉鬘たまかづら
影に見えつつ 忘らえぬかも

倭大后やまとのおほきさき:万葉集

注)玉鬘 = 玉を糸に通した髪飾り 枕詞 :「懸く」「影」にかかる
注)…かも = …ことよ!(推量ではなく詠嘆)
注)天智天皇崩御の際に詠んだ歌

2016-11-14

中原中也「幻影」


中原中也「未刊詩篇」より

2016-11-13

野辺の秋萩いたずらに


高円たかまとの 野辺のへ秋萩あきはぎ いたづらに
咲きか散るらむ 見る人無しに

笠金村かさのかなむら:万葉集

2016-11-12

中原中也「秋日狂乱」


中原中也「未刊詩篇」より

2016-11-10

忍びかねつも


世間よのなかは つねかくのみと かつ知れど
痛きこころは しのびかねつも

大伴家持おほとものやかもち:万葉集

注)かつ知れど = 知っている一方
注)…かねつも = …できないことよ!

2016-11-07

わが待つ君は


題詞:柿本朝臣人麻呂かきのもとのあそみひとまろにし時に、つまの、依羅娘子よさみのをとめ の作りし歌二首 その一

続・帰れ「のいっしゅさん」のブログ


悲しい知らせに、今日も、朝から泣いてしまっています。



この夏に書いた記事  "帰れ「のいっしゅさん」のブログ" で、その素晴らしさに少しだけ触れたブログ。
病を得て入退院し、ブログの更新が途絶え、それが気がかりで、一日も早い復活を願い続けてきたブログ。

今朝、自分のブログの引越準備でネットを検索していて、のいっしゅさんのブログタイトル「田舎OL雑記帳・・・」が目に留まり、アクセスしてみました。

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のいっしゅさんの御令妹が、同じタイトルのブログを造って書かれた "ブログ閉店のお知らせ" でした。

「姉が天に召されました。4/21 43歳でした。」と書かれていました。

 ……
 ……
 …… 安らかな眠りでありますよう、心からお祈り申し上げます。

30代前半に胃がんを手術で克服されてから、食の大切さに目覚めてブログを立ち上げた、と書かれていました。
抗がん剤治療中も、体調が許す限りブログを更新しようと、買い物に行き、料理をしていたとのこと。

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病については体調が悪いと簡単に触れるだけ、自らの多彩な才能はおくびにも出さず、ひたすら前向きで明るいブログ。
病の不治の不安と闘病の辛さを払拭し、自らを、前にまえにと牽引するかのようなブログだったのでしょうか。
あの、かる~く明るい、それでいて節度と抑制のよく効いた文面は、決して容易に得られるものではないと思っていましたが、その通りでした。
強い意志と、自らをコントロールする能力、才能、それに希望、それらが備わって初めてできたものであることが判りました。

逆境にあっても、ひたすら前を向いて生きることの大切さ素晴らしさ、を教えて頂きました。

のいっしゅさん、すばらしいブログを、ありがとう。
どうぞ、安らかに…


関連記事リンク →  帰れ「のいっしゅさんのブログ」
        →「わが待つ君は」



改訂:2018.05.03 リンク「わが待つ君は」追記 他レイアウト更新
   2018.07.15 リンク記事タイトル表記変更 我が待つ → わが待つ
   2019.11.21 "帰れ「のいっしゅさんのブログ」" へのリンク追記



2016-11-06

秩父の山へ


今日は、久し振りの遠出をして、電車を乗り継ぎ、秩父の山へ行ってきました。

2016-11-04

2016-11-02

織るもみち葉に

 

題詞:大津皇子おほつのみこの御歌一首