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cogito ......


 東明 しののめ の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく、、、、、小旗の如くかんかな

    あるはまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
    海のの風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2018-10-15

テオドール・オーバネル「海のあなたの」原詩等掲載改訂版


「詩集」より






海のあなたの

海のあなたの遥けき國へ
いつも夢路の波枕
波の枕のなくなくぞ、
こがれ憧れわたるかな、
海のあなたの遥けき國へ。


オオバネル ──「 詩集 ししふ



Théodore Aubanel 1829-1886 "De-la-man-d'eila del mar"
上田 敏 訳 1905「海潮音」本郷書院


出典:海潮音 日本近代文学大系 52 明治大正譯詩集 1971 角川書店


注)Théodore Aubanel は19世紀中頃のフランスの詩人 近代プロバンス語を文芸に用いた(海潮音:上田敏による解説抜粋)
注)波枕=航海 波を枕に寝旅すること(出典解説者)
注)なくなくぞ=「泣く泣くぞ」で、なきながら、頭韻を巧みに用いていることに注意(出典解説者)
注)出典は全漢字にルビあり
注)原詩はプロバンス語で書かれており, 上田訳は William Sharp による英訳より重訳したもの
注)上記「詩集」の原詩集名は "La Miougrano Emtre-Duberto"


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上田敏氏による補註(海潮音)

原詩は五行九節から成っており、その内容は、夢の中で恋人の住むダーダネルス海峡の方へ、船と共に、雲と共に、そして燕と共に旅し、ついに波のまにまに海のあなたに流れ着き、恋人の腕に抱きかかえられるというもの。
Sharpに拠り原文と英訳を、杉富士雄の研究に拠りその発音を左に掲げよう。


(プロヴァンス語原詩)

De-la-man-man de la mar,
Dins mis ouro de pantaiage,
Souvènti-fes iéu fau un viage,
Iéu fau souvènt un viage amar,
De-la-man-d'eila de la mar.

*プロヴァンス語のアクサン記号が正しく反映されていない恐れがあります(活版印刷文字の読取精度に起因)


(英語訳詩)

To a far land across the sea, oftentimes
in my dreaming hours I voyage alone,
a bitter voyage of longing oftentimes
I make, to a far land across the sea.

*発音記号はアルファベットで表示できないため割愛します



改訂:2026.04.29 原詩及その英訳を掲載 注釈加筆 末梢変更



2 件のコメント:

  1. 意味とかあって、分かりやすい!!是非他の詩?もやってみて欲しい、、でも強いていえば、フランス語?英語?の訳す前の本文とかあればもっと良かった

    返信削除
  2. コメントいただきましてありがとうございます。大変光栄である上とても励みになります。
    ご要望いただきました原詩等を上田敏氏が海潮音の補註に記載している内容を引用し、本記事の下部に掲載いたしました。
    なお原詩はプロヴァンス語で書かれているため、有用な辞書の閲覧が困難な現状では残念ながらその掲載にはあまり意味が見出せません。
    しかしながら、それらを掲載し詳しく解説している上田敏氏の出版に対する姿勢には頭が下がります。

    返信削除

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