題詞: 磐姫皇后 、天皇を思ひて作らす歌四首
(その四)
(その四)
秋の田の 穂の上に霧らふ 朝霞
いつへの方に 我が恋止まむ
いつへの方に 我が恋止まむ
磐姫皇后 :萬葉集 88
注)霧らふ =きら〈霧る(きる)・自ラ四・未然〉+ふ〈助動四型・連体・状態の継続〉→たちこめている(全文)
注)いつへ方=何時辺乃方→いつになったら(全集)
注)…む=〈む・助動四型終止・推量/予想〉(全文)
注)恋止まむ=今は隔てられている天皇(夫)への想いが、いつ晴れるのか、成就するのか(土のちり)
注)皇后(ルビ:わうごう)="わうごう" の語を見出しに掲げる古語辞典は見当たらないようです。出典と同じ小学館の古語辞典も、一般的な "くゎうごう:皇后" を見出しとしています。にも関わらず、出典ではなぜか全書一貫して"わうごう" としています。
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集1 1999 小学館 (全集)
参照:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店 (大系)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)
学研 全訳 古語 辞典 2003 学研教育出版(全訳)
岩波 古語辞典 1974 岩波書店(古語)
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)
学研 全訳 古語 辞典 2003 学研教育出版(全訳)
岩波 古語辞典 1974 岩波書店(古語)
改訂:2018.10.19 注釈漢字読み追記 霧る→霧る(きる) 他末梢変更
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