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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2017-11-07

酔ひ泣きするに

題詞:大宰師大伴卿ださいのそちおほともきやうさけめし歌十三首(その十三)



もだりて さかしらするは 酒飲みて
酔ひ泣きするに なほしかずけり


大伴旅人おほとものたびと:萬葉集 350


注)酒を讃めし歌十三首: 既出 → [その一]
注)もだ居りて = 黙っていて
注)賢しらする = 賢いふりをする
注)しかずけり = 及ばないものだ

出典:新日本古典文学大系 萬葉集1 2000 岩波書店
参照:岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店

改訂:2017.12.04 題詞追記 既出リンク追記
  :2018.07.23 レイアウト更新



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