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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child リードに加筆, 一部記述変更

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2018-08-07

ブロックフレーテ "Praise the Lord"


朝目覚めて起き上がる前によく聴く曲のひとつで、これを聴くとなぜか元気が出ます。
ドミニク・ボワッスィ氏のブロックフレーテの演奏で "Praise the Lord" (主を讃えよ)。何でもないような風景と、なんでもないような笛の奏でるメロディー…… それが大変味わい深い。


郷愁、というとありふれてしまいますが、この映像と笛の音には、それをちょっと超えた不思議な感じがしています。
かつて現実であって今はもう失われてしまったものに向かい合っているような…… あるいは、自分がすでに彼岸にいてそこから此岸を眺めるかのような…… あれこれ言ってみても、やはり、広い意味での郷愁なのでしょう。

前にも書いたことですが、ブロックフレーテの音には時空を超えるかのような響きがあると感じています。
楽器としては、シンプルな構造ゆえの弱点や欠点が多く、バロック期の末には、ほぼ完ぺきな音の出せるフルートに取って代わられてしまいます。

しかし、フルートでは、この演奏に感じられる味わいは、決して、逆立ちしても、出せないと思います。
技術の進歩で得るものも多いが、失うものもまた少なくないことの見本のような気がします。

∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥

Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3'23"

"Praise the Lord"
Comp: Folklore
Piano Arr: Viktor Dick
Alto Blockflöte: Dominique Boissy


改訂:2018.08.07 アイコンリンク誤記訂正
2018.08.07 誤記訂正 彼岸 ↹ 此岸 他末梢表現加筆
2019.03.07 リード初行加筆
2020.05.30 末梢表現変更 レイアウト修正



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