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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2018-03-11

南里沙 さん "シェルブールの雨傘"

1964年フランス映画 "シェルブールの雨傘" の主題曲。
監督:ジャック・ドゥミ、音楽:ミシェル・ルグラン。
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ(歌: ダニエル・リカーリ)。
第17回カンヌ国際映画祭グランプリ。



ハーモニカという楽器は、演奏者の感情が良くも悪くも、音に出やすい、出しやすい、その最も顕著な楽器かも知れません。
吹いていてちょっと息が苦しかったり呼吸が乱れたりすると、てきめんに音に出てしまいます。
上手な人は、わずかな息のコントロールで、すすり泣きのようにも怒鳴り声のようにもできてしまうようです。
半面、奏者が情緒に浸りきっていると、聴くに堪えない音楽になってしまいます。
ビブラートの多用もハ―モニカ奏者の最も陥りやすいパターンで、非常に多くの、演奏者がこれで音楽をだめにしてしまっていると思います。

頭で思う音、つまり感覚的な音に、楽器が素早く反応するその速さは、ソプラノ・ブロックフレーテと肩を並べるかもしれません。しかし、速いトリルは無理で、そこに限界もあります。
スピード第一、トリルなど使わない、ジャズの演奏には最適かも知れません。

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里沙 さんの "シェルブールの雨傘" 、この情緒過多に陥ってしまいがちなメロディーを、程よい情緒とアドリブの魅力で楽しませてくれます。

 
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Brava !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2'18"
"シェルブールの雨傘"
Comp: Michel Legrand
演奏:里沙 / Risa Minami
クロマチックハーモニカ:HOHNER Super64X

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