蝶
蝶、花うばらを戀ひ
その花をめぐりて飛びやまず。
されどまた蝶をめぐりて
金じきに柔き日の光の戀ひごころ漂ふ。
さて薔薇は誰を戀せる?
それをこそわれは知りたし。
歌うたふ鶯か?
うち黙す夕べの明星か?
誰を薔薇の慕えるか知り得ざれど
薔薇よ、蝶よ、日の光よ、
夕星よ、たそがれに啼くうぐひすよ、
おんみらのすべてをわれは慕う。
その花をめぐりて飛びやまず。
されどまた蝶をめぐりて
金じきに柔き日の光の戀ひごころ漂ふ。
さて薔薇は誰を戀せる?
それをこそわれは知りたし。
歌うたふ鶯か?
うち黙す夕べの明星か?
誰を薔薇の慕えるか知り得ざれど
薔薇よ、蝶よ、日の光よ、
夕星よ、たそがれに啼くうぐひすよ、
おんみらのすべてをわれは慕う。
Heinrich Heine 1844 Der Sshmetterling ist aus Neue Gedichte
ハインリッヒ・ハイネ 1844「蝶」新詩集 より:片山敏彦 訳
ハインリッヒ・ハイネ 1844「蝶」新詩集 より:片山敏彦 訳
注)花うばら=花いばら→花荊棘 花の咲いているトゲのあるバラ(大辞泉/俗解)
注)柔き=やわき(俗解)
注)黙す=もだす(俗解)
出典:新譯 ハイネ詩集 片山敏彦 訳 1938 新潮社
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