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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2018-11-11

alibi-8 : 燃える雲


アリバイ その8。
振り向くと、北の空が燃えていた。

 
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alibi - 8 : 燃える雲

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夕日を浴びて燦然さんぜんと、暮れ逝く日から、地を這うものへ、別れの一瞥いちべつ

大気汚染を物ともせず、眩しいほどに輝く光を見て、思う… この光を輝きを永遠たらしめるには、人類がこの地上から一刻も早く消え去ることだと。
悲しいことだが、それが現実。

そんなことを思いながら歩いていたら、突然、無性にパイプが吸いたくなった。
強い嫌煙感は相変わらずなのに、この時を境に、パイプたばこの懐かしい香りと味わいが別なものに……なぜ?


 
  

  
 

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