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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-09-06

alibi-23: "富士山“ - デスクトップからの眺め


先月上旬、ベッドと机をそれぞれ別の部屋から今の部屋に移動し、部屋の中で富士山がよく見える位置に椅子を置く配置にしました。




それからもう四週間。梅雨のような、春霞のような空ばかり。
昨日は、よく晴れて日差しは肌に痛いほど、入道雲もたち上がっていました。それでも山は、手前の山並みの稜線は見えても、その上は乳白色ばかり。
もうすっかり諦めて、富士山が見えることへの関心も薄らいでいました。
日が落ちて薄暗くなり始めた頃、気のせいか富士山が見えるはずの位置に、斜めの僅かな明暗差が……もしやと思いつつも、関心は薄くなっていて、他のことに集中。
しばらくして気がつくと、濃淡は薄いが、はっきりとした富士山の形が見えました。そして、日は更に沈み、西の空が焼けてきました。
とうとう、赤く焼けた空に富士山のシルエットがくっきりと浮かびました。
姿が見え始め、空が焼け、そして暗い空にシルエットが溶け込んで見えなくなるまで、二十分ほどだったでしょうか。
椅子を他の場所に置いていたら、気がつかなかったかもしれません。

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"aalibi-23: "富士山“ - デスクトップからの眺め"

手前の山並みは、左が丹沢山系、右が秩父山塊



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