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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- 二人乗り自転車の歌 重要: たくさん分かち合う→運命を共有する (韻に託けて文法無視で意訳した前訳を改訂)

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞追記

2018-04-13

海女娘子あまをとめ

20180413 海女娘子 題詞:冬十月、難波宮なにはのみやみゆきたまひし時に、笠朝臣金村かさのあそみかなむらの作りし歌一首 短歌を拼せたり 反歌二首
     反歌その二(長歌および反歌一 省略)



海人娘子あまをとめ たななし小舟をぶね らし

  旅の宿りに かぢおと聞こゆ



笠 金村かさのかなむら:萬葉集 930

出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
  :岩波 古語辞典 補訂版 1990 岩波書店


注)棚なし小舟=内に棚一つない小さな舟
注)宿り=宿しているところ
注)梶=ここでは櫓・櫂の意

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