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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-01-02

神には栄光 (To God Be The Glory)


師走の冷たい風が吹き始めたころ、不思議な出会いがあった。出会いは招きであった。




招きに応え、そして、宣教師の方々の教えを受ける。

”Praise the lord (To God be the glory)"

これは賛美歌の題名。
そしてこの賛美歌は、滞日38年に及ぶというS宣教師がトレーニングの中で歌ってくださった歌。
私の、おそらくは多分に不躾ぶしつけであったろうと思われるあれこれの問いへの答えの中で、"私の好きな賛美歌です" といい、向かい合って話し込む姿勢のまま歌われた。

メロディーに聞き覚えはあっても、英語の歌詞はいくつかの単語がとことどころで聞き取れただけでした。それでも、繰り返される "Praise the Lord" の言葉が、生涯を貫く信仰の重みを伴って伝わって来て、私は感極まってしまいました。
家に帰ってそれを思い起こすと、M宣教師、K宣教師との会話も含めた私の言動を通して、私に欠けているものを見抜かれ、それを示唆されたように受け取れます。
あるときK宣教師が言われた、トレーニングは "気づき" を意図しています、と。

そして、この見慣れた言葉がたくさん並んでる歌詞、それが私にとってはかなり理解の難しい内容。
難しいと言っていては、大切なことに "気づき" もせず終わってしまうので、その言葉の並びの解釈をあれこれと試みました… が、句や節、そして単語も、それぞれ色々な意味に受け取れてしまい、やはり私には難しい。
歌詞の訳はほぼ諦め、それでも、良い演奏を求めてこの歌を何度か聴いているうちに、"判った" と思えることがありました……
ここには、ストーリーや論旨が展開するような要素はなく、これは、全体で一つのことをいっている。
単語も句も節も、その全体の一部となるように書かれているはず。よって、そうなるように訳語を選べばよい。


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"To God Be The Glory"
 "神には栄光"



To God be the glory, great things He hath done,
神には栄光、神のなされる大いなるわざ

So loved He the world that He gave us His Son,
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった

Who yielded His life an atonement for sin,
自らの命を 罪のあがないとして 差し出され、

And opened the life gate that all may go in.
そして 誰もがはいることのできる 命の道を開いた方を。


Refrain:

  Praise the Lord, praise the Lord, let the earth hear His voice!
  主をたたえよ、主を讃えよ、地に主の声を聞かせよ!
 
  Praise the Lord, praise the Lord, let the people rejoice!
  主を讃えよ、主を讃えよ、人々を喜ばせよ!
 
  Oh, come to the Father, through Jesus the Son,
  おぉ、父のもとに来よ、神の子イエスによって、

  And give Him the glory, great things He hath done.
  そして 神に栄光を捧げよ、神のなされる大いなる業。


Oh, perfect redemption, the purchase of blood,
おぉ、完全なる 贖罪しょくざい、血のあがない、

To every believer the promise of God;
全ての信ずる者への 神の約束;

The vilest offender who truly believes,
卑しい犯罪者が 心から信じる、

That moment from Jesus a pardon receives.
まさにその時 イエスから赦しを受けた。


Refrain:

  Praise the Lord, praise the Lord, let the earth hear His voice!
  主を讃えよ、主を讃えよ、地に主の声を聞かせよ!

  Praise the Lord, praise the Lord, let the people rejoice!
  主を讃えよ、主を讃えよ、人々を喜ばせよ!
 
  Oh, come to the Father, through Jesus the Son,
  おぉ、父の元に行きなさい、神の子イエスによって、

  And give Him the glory, great things He hath done.
  そして 神に栄光を捧げなさい、神のなされる大いなる業によって。


Great things He hath taught us, great things He hath done,
神が私たちに学ばせる 大いなる業、神のなされる大いなる業、

And great our rejoicing through Jesus the Son;
そして、神の子イエスにある 私たちの大きな喜びによって;

But purer, and higher, and greater will be
しかし より清く、そしてより高く、そしてより大きくなる

Our wonder, our transport, when Jesus we see.
私たちの驚きが、私たちの歓喜が、イエスに 私たちが会うときには。


Refrain:

  Praise the Lord, praise the Lord, let the earth hear His voice!
  主を讃えよ、主を讃えよ、地に主の声を聞かせよ!

  Praise the Lord, praise the Lord, let the people rejoice!
  主を讃えよ、主を讃えよ、人々を喜ばせよ!
 
  Oh, come to the Father, through Jesus the Son,
  おぉ、父の元に行きなさい、神の子イエスによって、

  And give Him the glory, great things He hath done.
  そして 神に栄光を捧げなさい、神のなされる大いなる業によって。





Fanny J. Crosby, 1875 "To God Be The Glory"
ファニー J. クロスビー, 1875 神には栄光:土のちり 訳

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Bravo !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3'00"
"To God Be The Glory"
 "神には栄光"
Tune: William H. Doane
Words: Fanny J. Crosby


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この賛美歌の記事をブログに載せるときは、歌詞の周到な翻訳と共に、S宣教師のアカペラの歌に応えて自分でフルートを吹いてその録音を載せようと思っていました。しかし、試しにフルートでこの曲を吹いてみてると、どうしてもリズムの崩れるところが一箇所あって、思ったほど簡単ではなく、ちょっと練習を続けると左親指が痛み始めてしまい、とりあえず諦めました。一日10分の練習で吹けるようにるなら、稚拙さを問わず、あらためてブログに載せようかと思います。
でも、それはなぜ?
人と、正面から向かい合った時の礼儀、決められた作法や世渡りの術としてではなく、そのような気持ちが湧いてくるということです。
自己満足では?
そうでないとは言い切れませんが、そうではないと思って書いています。
良くも悪くも、それがこのブログ…… であるので、このブログは非公開あるいは限定公開にしよう、と、可能なよりふさわしいあり方を画策しています。





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