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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2020-05-16

alibi-40: "緑も深き若葉の里" へようこそ!


ベランダに出ると、小さな羽虫が壁に留まっています。何かと思い、近づくと、大きな複眼がトンボのよう。しかし、羽が違う……。名は何であれ、羽虫くん、手にのってきて挨拶してくれているようです。



まだ壁に留まっていたとき、写真に撮っておいて後で調べようと思いカメラを向けた。アップにしようと、カメラをそうっとそしてグンと近づけると、画面からその姿が消え、失敗、と思いきや……
気がつくと、あれー、カメラを持つ手の甲にとまっている!

 "緑も深き若葉の里" へようこそ!

先住者の羽虫君がそう言いに来てくれたようです。

間近に見ると、羽が横に広がっていないからトンボではないよう。しかし、その大きな深い緑色の複眼はやはりトンボでしょう。
いままで見たことがないし、ひょっとして絶滅危惧種? ……いや、トンボは種類によらず全て絶滅が心配です。
あれこれ調べてみましたが何の種類か判からず諦めていました。それが昨日突然、スズメバチの大きな複眼を思い出しました。そうか、大きい複眼はトンボにかぎらない。といってハチでもハエでもなさそうだから、アブの一種かも……。
あたり! その名を「トラフムシヒキ」という、ムシヒキアブ科のアブ。
トラフとは、細長いもの、海溝、細長い飼い葉桶などを指すのにも使われる言葉。トラフムシヒキとは、アブにしては胴が細長いところから付いた名でしょうか。

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トラフムシヒキ
科目: ハエ目 短角亜目 ムシヒキアブ科 ムシヒキアブ亜科
大きさ: 19-28mm
時 期: 5-9月
分 布: 本州・四国・九州
(昆虫エクスプローラ > 昆虫図鑑 > より)

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alibi-40: "緑も深き若葉の里" へようこそ!




改訂:2020.05.16 末梢表現加筆 誤字訂正



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