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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-02-09

うぐひす鳴くも

 

題詞:大伴宿禰家持おほとものすくねやかもちうぐひすの歌一首

(改訂:2019.07.15 アイコン埋込リンク誤記訂正)

 
 
 
うちらし 雪は降りつつ しかすがに
  吾家わぎへそのに うぐひす鳴くも


大伴家持おほとものやかもち:萬葉集 1441




注)うち霧らし=うち〈打ち・接頭・動詞に付き 強意・すっかり〉+霧らし〈霧らす・他サ四・連用・あたり一面を曇らせる〉
注)しかすがに=〈然すがに・副〉そうはいうものの. それはそうだがしかし
注)鳴くも=鳴く〈鳴く・自カ四・終止〉+も〈終助・終止形命令形などに付き 詠嘆〉…鳴くことよ. …鳴いているなぁ


出典:新日本古典文学大系 萬葉集2 2000 岩波書店 (大系)
参照:新編日本古典文学全集 萬葉集2 1999 小学館
小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(全文)



改訂:2019.07.15 アイコン埋込リンク誤記訂正



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