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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

2019-10-20

alibi-29: おはよう、カミキリムシくん


今朝、ベランダのクモ退治をしていると、壁に小さめのカミキリムシが張り付いていました。




この時期になると、昆虫たちは寒さが身にしみるようで、暖かい場所を見つけると、そこにじっと張り付いていることがよくあります。それはチャンス、近づいて、そっと、人差指を昆虫の目の前に置き、しばらく馴れさせてから、指をさらに近づけると、その指に乗ってきます。指の温かさを感じるのでしょう。じじいのしなびた手に乗ってそれでも気持ちよさそうにしています。

背中と触覚にある斑点が白ければゴマダラカミキリ、黄色ければオオシマカミキリ、のはずなのですが…… こやつ、白と黄色のまだらで、おまけに頭の後ろと首横に黄色いスジがあります。
調べてみたら、ヤクキボシカミキリ。屋久島、種子島あたりが生息地とのこと。それがなぜ関東に? …それはさぞ寒かろう、寂しかろう。

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"alibi-29: おはよう、カミキリムシくん"

これは、ヤクキボシカミキリ、南の島の住人がなぜ関東に… 不思議ですが、正真正銘のアリバイです。


改正:2019.10.21 末梢表現をより判り易く追補, 段落追加


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