
詞書:天皇 の 御製歌
春過ぎて 夏来るらし 白たへの
衣干したり 天の香具山
衣干したり 天の香具山
持統天皇:萬葉集 28
注)詞書 = ことばがき→和語で書かれた和歌の前書き
注)来るらし=来ルは来+至ル の約.らしは推定の助動詞(全集)
注)白たえ=タエは樹脂から作った繊維で織った布, 白い布(全集)
注)天の香久山=天香久山,天香具山: 奈良市内にある香久山の別名,大和三山のひとつ.標高152.4m(wikipedia)
特記)小学生の頃(1950年代)、年毎の正月に家族全員で楽しんだ百人一首では、この歌の現代語訳は少し違って次のようなものでした。
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香久山」
上記訳は、(以下引用) 新古今集に載っている訳で、平安時代以来の万葉集の訓読の一つがそうだったのであって、新古今集の撰者が改作したのではない(大系)
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香久山」
上記訳は、(以下引用) 新古今集に載っている訳で、平安時代以来の万葉集の訓読の一つがそうだったのであって、新古今集の撰者が改作したのではない(大系)
出典:新編日本古典文学全集 萬葉集 1999 小学館(全集)
参照:小学館 全文全訳 古語辞典 2004 小学館(辞典)
新日本古典文学大系 萬葉集 2000 岩波書店(大系)
新日本古典文学大系 萬葉集 2000 岩波書店(大系)
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