細かな点は忘れているので最近改めて読んだ。
作品からの引用をふたつ。
『風立ちぬ、いざ生きめやも。』
・・・
『「……あなたはいつか自然なんぞが本当に美しいと思えるのは死んで行こうとする者の眼にだけだと仰おっしゃったことがあるでしょう。……私、あのときね、それを思い出したの。何んだかあのときの美しさがそんな風に思われて」そう言いながら、彼女は私の顔を何か訴えたいように見つめた。』
・・・
長塚節氏の「土」に、私が置かれた社会的な原点をみるとすると、この「風立ちぬ」にはもう一つの原点、私が折に触れてそこに立ち返る拠り所としての、精神面の原点になっているように思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿
********** 投稿要領 **********
1. [公開] ボタンは記入内容を管理者宛に送信し即公開はしません
(サイト劣悪仕様により当該文字列変更不能)
2. 非公開希望の場合もその旨記述しこのボタンで送信して下さい
3. 送信された記述内容は管理者の承認を経て原則公開されます
4. 反公序良俗, 政治的偏向過剰, 宣伝, 広告, スパム等は不可
**********************************