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cogito ......


 東明 しののめ の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく、、、、、小旗の如くかんかな

    あるはまた別れの言葉の、こだまし、雲に入り、野末にひびき
    海のの風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

    中原中也「老いたる者をして」- 詩集「在りし日の歌」より

2026-02-22

江口章子「いつちんかつちん」


詩集「追分の心」- 片葉の蘆 より





いつちんかつちん


いつちんかつちん
かたぎの實
眼病やんめの子守が來て拾ふ
いつちんかつちん
かたぎの實
拾ふはしから叉おちる
いつちんかつちん
かたぎの實
うしろのお山に
陽がくれた。



江口章子 1934「雉子」詩集:追分の心 - 片葉の蘆 より



出典:「追分の心」豊後高田市立図書館所蔵初版PDF


注)いつちんかつちん=いっちんかっちん(現代語表記) : ある種のドングリを特に (おそらく親しみを込めて) 呼ぶ名前。
これは豊後地方 (大分県) の方言の一つでドングリと称される木の実のうちその形状に"細い"あるいは"小さい"などいくつかの特徴があるものを指すらしいが詳細は不明。
豊後地方に限らず本州のいくつかの限定的な地域でも使われている言葉のようでもあり、それが指し示す形状や品種などを統一的なものとして特定することは難しい (土のちり)
注)かたぎ=【堅木】
1 クヌギ・ナラ・カシ・ケヤキなど、質の堅い木材
2 アカガシの別名
  (大辞泉/小学館)
注)やんめ="やんめ"という方言が広い地域で"病"の意で使われている中で、いくつかの地域では"病んだ目"を指すとされている (土のちり)



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