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Cogito


東明の空の如く丘々をわたりゆく夕べの風の如く
はたなびく小旗の如く涕かんかな

或はまた別れの言葉の, こだまし, 雲に入り, 野末にひびき
海の上の風にまじりてとことはに過ぎゆく如く……

改訂情報:


- The Alexander Brothers : Nobody's Child リードに加筆, 一部記述変更

- ホセ・カレーラス「光さす窓辺」 対訳付き原語歌詞掲載

2015-12-24

「ロンドンデリーの歌」土居裕子さん


改訂:2021.01.26 歌唱動画埋め込み!

子供のころからなじみの深いメロディー、古くはダニーボーイという異なった歌詞の曲でも広く知らていました。あまりにもそれに馴染んでいて、反って深い印象のない曲… いやむしろ嫌な曲でしたが………


 
ところが、土居裕子さんの歌う「ロンドンデリーの歌」を聴いて、その素晴らしさにアッパーカットでも食らったかのように愕然としました。

土居裕子さんの歌のいくつかは以前から聴いていて最良のソプラノ歌手だと思っています。
「ふるさと」「美しき天然」「ローレライ」等々、いづれも、すばらしいの一言です。
声の質、発声、歌詞にある言葉の発音、いずれも、私が、こうあってほしいと思うことをすべて叶えてくれています。

「ロンドンデリーの歌」、あぁ、こういう歌だったのか・・・ 目から鱗が落ちるように、わが子を失った母の切ない悲しみが胸に迫り目頭が熱くなります。

そしてこうも思いました・・・男には決してこうは歌えないだろうと。いえ、技術的にはもちろん歌えるでしょうが、歌っても男の声では同じ感動は呼べないだろうということです。およそ芸術的・音楽的な視点に反する感想ではありますが…

「ローレライ」の歌唱もそうでした。男にはこうは歌えない・・・裕子さん、ローレライになりきっているようで、何度聴いても楽しく笑ってしまいそう…… 素晴らしいです。この歌にそういう楽しくなるような要素のあることに、目を開かせて頂きました。



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 Brava !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いつの日からかYouTube上のこのクリップは他サイトでの再生が無効とされ、ここにURLを埋め込んで当記事内で再生することができなくなっています。
下記URLへ移動して視聴することは可能です。


~ロンドンデリーの歌~ 土居裕子


3'12"

「ロンドンデリーの歌」
曲:アイルランド民謡
編曲:伊藤幹翁
作詞:野上 彰
ソプラノ:土居裕子


この曲の歌詞は一般的に野上彰氏による "訳詞" とされていますが、訳詞の元となる原詞がどうしても見つからなこと及びその内容がおよそキリスト教的ではなく対応する原詞があるとも思えないため、ここでは野上彰氏自身の作詞と記しています。




改訂:2020.04.25 埋込ビデオリンク元更新に伴いリンク先更新及びレイアウト更新
2021.01.26 歌唱動画埋め込み, 本文改訂, レイアウト更新
2023.09.22 誤字訂正, 本文微小加筆, YouTubeへのリンク追記

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